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雪山登山 赤岳 −山行記録抜粋− (2003.01.25〜26)

(前略)・・・

<その他雑感>
今回のYFクラブの山行では、次の2点を学んだ。その一つは「汗をかかない様 な歩行」ということと、もう一つは「急激な気温の低下に即応する準備」というこ とである。

第1点目については、永野リーダや各スタッフから折に触れアドバイスの言葉が あった。厳寒の中での発汗は怖い。私自身まだ経験したことはないが想像に難くな い。テントの内幕の発露の氷結や腰のペットボトルが凍結するのを見れば分かる。 それでも移動中はまだいい。動きが止まった時、周囲の寒気に包みこまれ、体は冷 やされるばかりだ。そんな時に発汗により濡れている部位があればそれにより更に 体温は間違いなく奪われよう。発汗箇所が凍結でもする結果になれば最悪だ。 休憩したり目的地に着いた直後は本当に要注意だ。

   

第2点目は実際に休憩中に起こったハップニングだ。通常雪中山行時には濡れを 防ぐために作業用のゴム手袋とイナーをはめる様にしている。ところが大洞心が見 える何時もの休憩場所での休憩中に、それらの手袋を通してマイナス15℃の寒気 が一気に手の指を襲った。ザックの奥から本格的な冬山用の分厚い手袋を出すのに 手間取っている間に、どんどん感覚が無くなり、指の動きも鈍くなった。冷たさに よるあの痛みを感じる余裕もなかった。何故あれ程に急激な気温の低下があったの か、そしてあの様な状況になったのかは分からない。

   

場所的(行者小屋の直下の谷間)に、高度的(2350m)に、あるいは時間的(午後 4時前)な条件に加えて、休憩による発熱がとまったという条件が重なったのであ ろうか。それにしてもあれ程気温が下がっているとは気が付かなかった。 今回は永野リーダも「拙いぞ、これは・・・・」を連発していた様に、多分参加 した皆が体験したうかつで怖い出来事ではあった。 頂上での大絶景も冬山のご褒美であるが、厳寒での痛い経験もまた貴重なお土 産ではある。
(YFメンバー)

   

白河原での休憩時に一気に手が冷えてしまったということ ですが、あそこは、回りの地形と比べ一段低くなっているので 周辺の冷気がたまりやすい場所になっていたと思います。 また、白河原じたいは日があたっていましたが、阿弥陀の北面 直下ですので、北面の冷気が溜まる場所ですから樹林帯に入って からの温度より、更に低い温度であったと思います。
(YFサポーター 永野)

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